2013年5月19日日曜日

頭痛の治療の勉強会

昨夜は勉強会




「頭痛専門医が語る頭痛の漢方治療」と題して、脳外科医で頭痛専門医の來村昌紀先生の講演を拝聴しました。

來村先生は和歌山県のご出身。かつて私も住んでいた町ですが、「・・・できない。」というのを「・・・できやん。」とおっしゃる口調、とても懐かしく思いました。

さて、日本人は約4割の人は「頭痛持ち」といわれ、頭痛は極めて多い疾患です。したがって専門外の領域ですが、クリニックの医師としては当然知っておかなければいけません。

頭痛の中には脳腫瘍、脳卒中など生命にかかわる重篤な疾患であることもありますが、ほとんどは緊張性頭痛や片頭痛など、生命にはかかわりはないけれども、極めて生活の質(QOL)のレベルを落とす、厄介な疾患です。

「・・・の漢方治療」と題してはおりますが、來村先生は西洋医学的観点も含めて頭痛の原因と治療法を説明され、さらに西洋医学で十分に対処できないところを、漢方の治療にて改善させうることを、実際の症例を通してわかりやすくお話されました。

特に印象的だったのは、頭痛、気分不良で学校にほとんど通学できなかった中学生に対して西洋薬と漢方薬の併用にて治癒させた症例など、
大いに勉強になりました。

 そういえばその昔、同級生にもいたなあ。
毎朝気分が悪い、頭が痛いなどと言って、遅刻や、欠席の常習だった子が。
みんな「あいつはサボりだ!」
 と言っていたけど、実は本人は学校に行きたかったのかなぁ。
來村先生のような漢方併用の治療が出来ていればよかったんだろうなぁ。

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